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■ 面倒みがいい大学とは? 偏差値が低い大学で、「面倒みがいい大学」と称して、学生募集をしている大学がある。入学時の学力が劣るが、教職員が、とにかく、手取り足取り、その学生の指導に努力を傾注すると言う。その結果、その学生は、ちゃんとその大学を卒業でき、一応、「大卒」となり、なんとか、就職にたどりつくという訳だ。 勉強はあんまりできないし、人とのコミュニケーション力が劣るとか、だいぶ常識がない子供を、何とかかんとかして、就職までたどりつかせる、手間暇かける大学が面倒みがいい大学らしい。 これは振り返ると、明治期に、大学を、高級大学と低級大学とにカテゴリー分けした思想にもつながるし、面倒みがいい大学とは、すなわち、低級大学、そのものではないか。 大学全入時代となり、偏差値が低い大学には、まともな学生が入学してこない事態となり、学力が劣る、何か問題をかかえている、常識を欠いているなど、何か普通でない学生が、偏差値の低い大学に集まってくる。すると、その大学のキャンパスの雰囲気も悪化してくる。 大学の雰囲気が悪くなると、余計、まっとうな学生は避けるようになり、問題のある学生ばかりが入学してくる、負の連鎖が続くことになる。問題がある学生たちは、とてつもなく手がかかる。いっぱい面倒を見てやらなくては、とても卒業なぞできるはずがない。面倒みがいい大学というスローガンは、自分を低級大学、B級大学だと言っているのと同じ印象を受けてしまうだ。 |