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■ 推薦入試にどう取り組むか(2) 10月。いよいよ大学の推薦入試シーズンです。出願書類の準備は順調ですか? 下書きを書いて、丁寧に清書しましたか? 写真はピントボケではないですか? 写真は、制服か勝負服で、自然な笑顔で撮ることをおすすめします。調査書も、ちゃんと用意できていますか? この時期、大学の入試担当部署も大忙しになります。出願されてきた大量の願書の開封・仕分け作業をしているのです。規模の大きい大学であれば、数万におよぶ願書が郵送されてきます。 それを一部ずつ開封して、中身を点検して、受験番号をナンバリングして、書類ごとに仕分けして、コピーして、それから、キャビネットに格納して、施錠するのです。 この一連の作業を、パートさんも動員して、多数の人手で、行っています。入試作業の部屋は、書類の山となり、職員のみなさんは、もくもくと開封・仕分け作業をしているのです。 よく受験生から、自分の郵送した願書がちゃんと届いているかどうか、電話で問い合わせをしてくる人がいますが、ハッキリ言って、この手の電話は迷惑です。大量の願書の山の中から、だれそれの願書がきているかどうかなど、探すだけで、大騒ぎになるのです。仕分け作業も中断させることになります。 願書は、「簡易書留」で郵送しているわけですから、未着になることはありません。待っていれば、受験票が返送されてきます。動じず、待っていればいいのです。 願書を郵送する際には、同封物が、ちゃっとそろっているかどうか、今一度点検してから送りましょう。 これも、時々あるのですが、電話で、送り忘れた書類があるので、別便で送りましたと言ってくる人がいます。 大学側としては、書類がすべてそろわないと、その人の願書を、仕分け完了で、受験番号を付与してファイリングできませんので、その人の願書だけが、書類不全として、ペンデイングになります。この受験生、いきなりドジを踏んでるなぁという印象を持たれます。 ひどいのは、調査書の間違いが時々あることです。高校側から、電話で、だれそれの調査書の計算と記述が間違っているので、差し替えたいと言ってくる事が時々あります。こういう電話を受けると、大学側は、ガクッとします。大丈夫か、この高校は?という印象を受けるわけです。 また、調査書の所見欄の記述も、高校によっては粗雑です。修正液で幾度も直して、書いてあるものがあります。これも印象が良くありません。「大丈夫か、この高校?」と言った印象をさらに深めます。 調査書の記述は、受験生にはどうにもなりません。出来ることは、調査書は慎重に丁寧に書いて欲しいことを、担任か進路指導教諭に言っておくことです。 そんな当たり前のこと言えないよ!という人がいますが、当たり前であっても、あなたにとって、将来を左右する一大事なのです。気迫を持って、教諭に主張すべきです。また、その当たり前でさえ、こなせない教員が現にたくさん存在するのです。これが悲しい事実です。 |