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■ 面接対策はあるのか(2) ほとんどの大学の推薦入試は、小論文と面接です。合否を決定的に左右するのは面接です。面接をどう乗り切るか? そこに合否の分かれ道があります。 面接では何が聞かれるのでしょうか? 今日の朝刊の記事の事でしょうか? 今年の重大ニュースについてでしょうか? 少年犯罪の増加の事でしょうか? もちろん、試験官によっては、時事的な質問を投げかけてくる人がいます。ただ、それは少数です。 多くの試験官が面接で聞いてくるのは、あなた自身にまつわること、あなたの高校までの履歴、あなた自身がかかわったトピックなのです。なぜなら、試験官は短時間で、あなたがどういう人なのかを早く見極めたいのです。だから、あなたはどういう人なのか、ズバリ聞いてくるのです。 面接時間は、わずか15分から20分。その短時間で、試験官は、あなたがどういう人であるかを感じ取り、この大学に合うかどうか、適性があるかどうかを見極めようとしているのです。 試験官は、やみくもに、「あなたはどういう人ですか?」とは聞いてきません。素材を使って、聞いてくるのです。 素材とは、あなたが事前に提出した調査書、志望理由書、自己推薦書などです。特に、志望理由書は、面接の題材となることが多いのです。 あなたが取るべき対策は、精魂込めて書いた志望理由書の内容について、自分で、補足説明ができるように、練習をしておくことです。 こう聞かれたら、こう答えよう。といった具合に、問答集をノートに書き出して、それを声に出して、言う練習を、鏡を前にして、何十回もやるのです。 前回も言いましたが、自宅に姿見用の大きな鏡があれば、その鏡の中の自分を見ながら、想定される問答を、声に出して、繰り返し、練習するのです。 恥ずかしがっている場合ではありません。真剣に練習するのです。笑顔を作り、ハッキリとした声で、鏡の中の自分の眉間あたりを見ながら、返答する練習をするのです。 そうすれば、本番でも、相手の眉間あたりを見ながら返答することができます。それより目線が落ちてしまうと、印象が良くありません。 答える声は、大きな声の必要はありませんが、ハッキリと明瞭で、丁寧に返答するよう気を使うのです。 相手が聞きやすいように明瞭に答える、これが常識なのです。しゃべりたいようにしゃべる、相手が聞き取れようが聞き取れないだろうがお構いなしに話すような「オレ流」は、面接ではアウトです。 また、面接での、質問→返答というキャッチボールには、適度な間(ま)があって自然です。質問されたら、考える間(ま)をとってから、ハッキリと答えればいいのです。急いだり、慌てる必要は全然ありません。 慌てて答えると、自分を矮小化したイメージを相手に与えます。間(ま)をとって答えましょう。 それと、表情は暗くならないよう努力しましょう。わずか15分ほどです。笑顔を維持しましょう。 |